『Let food be thy medicine and medicine be thy food. 』  (汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ)

医学の父ヒポクラテスの言葉

 

 

はじまりは卵から

 

 今でこそさまざまな農産物を扱う弊社ですが、社名にもある通り、そもそものはじまりは「卵」でした。

 

 19939月、創業者である父西田清二(工学博士)がアメリカの学会帰りにカナダ・エドモントンに暮らす友人宅に立ち寄ったときに出会った、一見の何の変哲もない普通の卵・・それこそが、弊社の代名詞ともなっている「おはたま」誕生のきっかけでした。

 歓迎の意を込めてごちそうになったすき焼きを食しているとき、その日本人の友人ご夫婦(当時60歳前後)は次から次へと卵を食べていたらしく・・コレステロールを心配する父に、お2人はこう言ったそうです。

 

「この卵はいくら食べても大丈夫なんです。

 この卵にはコレステロールを抑える成分がたくさん入っているんですよ」

 

 衝撃と感動を得た父は、早速翌日、開発者である教授がいる大学を訪ねました。突然の日本からの訪問客に少し驚かれながらも、自身が学会等で発表した数々の論文を用いて以下のことを説明してくれたそうです。

 

  100%天然植物飼料を使って鶏を飼育していること

  カナダ産亜麻仁をふんだんに用いた餌によって、卵黄中のオメガ3脂肪酸(αリノレイン酸・DHAEPA)を大幅に増加したこと

  動物実験および学生でのテストでコレステロール・中性脂肪の低下を確認したこと

 

 当時から代替医療の盛んな北米では、健康のためにオメガ3脂肪酸の摂取が国レベルで推奨されていたのです。これらの事実を知ったとき、強く思いました。この卵こそ、私たちの根幹にある想い「医食同源」を実現する近道になる! と。

 

そこで弊社は教授と提携して配合飼料の日本での使用のライセンスを取得しました。

とはいえ、弊社には鶏卵の生産能力がありません。私たちが考える理想の卵を生産してくれる養鶏場を探し歩き、ようやく巡り会ったのが横山養鶏場さんでした。そうして、カナダの大学教授が配合をデザインした飼料を日本風にアレンジした99%植物性飼料で育てられた鶏が産み落とす、健康によい卵「おはたま」が誕生したのです。

 

 

創業者西田清二と横山養鶏場の横山さん(2005年)


農業を守る

 

 弊社は「おはたま」の産地である兵庫県小野市に事業所を置いております。

 おはたまの生産・販売を通して近隣の小規模農家さんとの関わりが増えるなか、耳にすることが増えていったのが・・

 

「こだわればこだわるほど生産に手一杯で販売まで手が回らない」

 

 という声でした。

 どれだけ素晴らしい農産物を作っても、思うように消費者へ届けられないジレンマ。

 何か私たちにできることはないだろうか・・? 

 そう考えた結果、たどり着いたのが、私たちと想いを同じくする農家さんの作品を提供するお手伝いをすること。ひいてはそれが、日本の農業を守り続けていくことにつながるのではないか。

 そう信じて、深い想いで農業に従事する「生産者」と「お客様」をつなぐ橋渡し役として、地元兵庫県内の小規模農家さんたちとのコミュニケーションを密に図りながら、子どもからお年寄りまで、誰もが安心して食せる農産物だけを全国の皆様にお届けしています。

 

 

くり坊農園さんの畑  自然栽培になればなるほど草取り・外敵保護などの作業が増えます

 

 

生きることは食べること

 

Let food be thy medicine and medicine be thy food. 』 

(汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ)

 

 これは、医学の父ヒポクラテスの格言です。

 

 今日食べたものが、未来の身体をつくります。

 今日食べたものが、未来のこころをつくります。

 ありのままの自然の恵みを食することは、人を「本来のあるべき姿」に戻してくれます。

 

 私たちは食物を通して、自然が、地球が、持つ壮大なエネルギーを届けたい。そのエネルギーこそが、心身の健康を生み出す原動力になるということを感じてもらいたい。

 そして、食べる人の笑顔が見える「喜び」と、作る人の想いが感じられる「安心感」という、互いにとっての「幸せ」が相乗効果となり、生み出し、育まれてゆく、豊かで健やかな未来の架け橋でありたい。

 

 

 私たちは、心からそう願っています。

 

 


 

 

 

 

 

 

創業者西田清二

 

たまごにかける夢

 

私がカナダで初めてこの卵(現地ではデザイナーエッグと呼ばれている)に会ったときの感激を今でも鮮明に覚えている。

1993年9月、アメリカの学会の帰りにカナダ・エドモントンの友人の所に立ち寄った。その時現地在住の日本人友人夫婦はとびっきりのアルバータ牛のすき焼きで私を歓迎してくれた。当然ながら卵も出た。何の変哲もない、一見ごく普通の卵である。私は一つを割って牛肉・野菜をつけて食べた。ところが友人夫婦(お二人とも60歳前後)は次から次へと卵を食べられているではないか。

私は内心このお二人はコレステロールは大丈夫なのかと思った。と、その時友人が私の心を見透かしたように「西田さん、この卵はいくら食べても大丈夫なんですよ」と言うではないか。その訳を尋ねると答えは簡単、「この卵にコレステロールを抑える成分が沢山入っているんですよ!」

私は驚きと同時に新しいものに出会った時の不思議なかつ素晴らしい感動を手に入れた。

これこそがヒポクラテスの言った言葉そのものではないか!

しかもこの卵の開発者は私が昔コークス(石炭)の研究のため留学(1969-1971)していた州立アルバータ大学の教授ではないか。私は衝撃を抑えることができず、「開発者にぜひ会ってみたい」と思った。そして行けば何とかなるだろうと思い、翌日早速同大学の開発者であるシム教授を尋ねる事にした。

まず事務室を訪ねてシム教授のことを尋ねてみると、幸いにもシム教授は在籍しておられ、私は緊張の中教授室をノックした。シム教授は突然の訪問客、しかも日本からの来客に少々驚かれていたが、丁寧にご自身が学会等で発表した数々の論文を用いて以下のような説明してくれた。

 

100%天然植物飼料を使って鶏を飼育している

●カナダ産亜麻仁をふんだんに餌に用い、卵黄中のω3脂肪酸(αリノレイン酸・DHA・EPA)を大幅に増加させている

●動物実験及び学生を使ったテストでコレステロール・中性脂肪の低下が確認できた

 

 

日本ではここ数年アレルギー体質の方がますます増え、花粉症・アトピー性皮膚炎等で悩んでおられる方が多い。その原因として食物の欧米化による体質異変があげられている。その対策として『体質改善』が必要とされ、肉よりも魚中心の従来の和食化が推薦されている。これは具体策の一つとしてω3脂肪酸摂取量を増やすことで、栄養脂質学会でもリノール酸(ω6)を減らし、αリノレイン酸(ω3)を増やすことを推奨している。

この方面の研究はここ数年急激に進展しておりω3脂肪酸(αリノレイン酸・DHA・EPA)の摂取がアレルギー体質の改善に最も近い道であると認識されているほどである。

 

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」という言葉。これは我々の永遠の目標であるが、「おはたま」は間違いないくこの目標に近づいた食物といえるではなかろうか。

皆様もぜひおいしくて健康に良い「おはたま」を食べてご自身の体質改善をはじめてみてはいかがでしょうか。

 

(有)おはたま本舗  顧問 西田清二(京都大学卒 工学博士)

 

※2000年に寄稿されたものです。

アマニの花と種子  カナダ・ニュージーランドなどでの生産が盛んです


北米ではオメガ3を強化した卵はポピュラーです。


日本アマニ協会(弊社加盟)

血液ドロドロが引き起こす、心疾患や脳疾患が死因の上位を占めるアメリカでは、2003年に大統領自らが「国民の健康のために、n-3系(オメガ3)脂肪酸を食事に取り込むよう奨励すべき」との書簡を各関係省庁に送りました。そのことにより、昔から食べられていたアマニが改めて注目され、アマニブームのきっかけとなりました。
スーパーに並ぶパンやパスタをはじめとする多くの食品にアマニが使用されていますが、特にサプリメントの分野では、n-3系(オメガ3)脂肪酸が摂取率No.1、アマニ油がNo.4にランクインしています。